入試本番では、緊張感を楽しもう♪
アガってしまったため実力が発揮できなかったという話を
よく聞きますが、これには大きな誤解があるようです。
人間はだれでも、重要な場合、なんとか困難を乗りきろうとして
心と体の準備をします。
いわば平常時以上の力を発揮できるように、
自然にウォーミングアップが始まるのです。
生理学でも、「人間の体は、危急の場面に置かれると、
血圧が上がったり、呼吸が速くなったりして、
つぎの行動にそなえる」ことが明らかになっています。
アガるのはつまり、これから成し遂げねばならぬ
大きな仕事への心理的・生理的準備なのです。
アガってはいけないという心配が、結果を悪くすることにもなります。
みんなが見ているとか、よい結果を出さなければ、
といった必要以上の使命感を感じる必要はありません。
昔はオリンピックでも「日本国の代表として恥じないように」
という意識が強すぎて、不幸にも重圧に耐えかねて
死を選んだ人もいたほどです。
しかし現代日本のオリンピック選手は、
「自分が国際舞台を楽しむこと」を主眼において、
うまく調整しているように見えます。
その緊張を適度な刺激と思えば、よい結果になることも多いのです。
せっかく心が無意識に準備を始めているのですから、
それに無理をして応えようなどと思わず、緊張感を
持てる自分をほめてあげましょう。
あとは野となれ山となれという一種の開き直りがよいのかもしれません。
いつも応援しています♪
- 和歌山市 個別指導塾 ゴールウェイ 金康 守利 -
2019.03.10